


隊長が、訪問先での出来事をつづっています(*´▽`*)
2019年4月 山梨県編
渡邉 達夫隊長
1号車は春の山梨県を訪問しました。隊長が訪問した4月8日から10日は桜が満開。東京の桜は盛りを過ぎたので、満開の桜を2回見られ、何か得した気分です。濃いピンクの桃の花も満開。散った花びらがピンクの絨毯のようでした。
4月8日(月)午前 甲府市 二川保育園
8日は山梨県訪問の初日です。初日とあって、新聞社やテレビ局の取材がありました。キッズステーション「本とあそぼう!」の収録もあり、背筋がピンと伸びた感じです。天気が良く、気温も高くなり午後は半袖になったくらいです。青空に桜が良く似合います。隊長は、『パンダ かぞえたいそう』を読みました。子どもたちは、パンダと一緒に体操をしながら楽しんでくれました。ボランティアさんが読んだ『ねこです。』は、ここでも大人気。ページをめくるたびに大きな歓声が上がりました。そして、この時期ならではの『とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり』。これも、大きな反響がありました。
4月8日(月)午後 昭和町 押原こども園
車中からは周囲を取り巻く山々と桃畑が見え、本当にきれいでした。3人のボランティアさんと一緒に2回のおはなし会。いずれも隊長の『パンダ かぞえたいそう』で始めました。5歳の回はボランティアさんが『もったいないばあさん まほうの くにへ』『めがねうさぎ』『おおはくちょうのそら』を読みました。少し悲しいおはなしですが、子どもたちはしっかりと聞いていました。4歳の回では『はるですよ』を読むボランティアさんに続いて、文章を復唱する姿が印象的でした。
4月9日(火)午前 山梨市 認定こども園 くさかべ幼稚園
この日は朝から真っ青な空。気候も良く、まさに春爛漫という一日でした。
ボランティアさんはお二人。『りんごが コロコロ コロリンコ』を読まれましたが、絵が大きくはっきりしているので、子どもたちはくぎ付けになっていました。お二人で読んだ『アヒルだってば!
ウサギでしょ!』は見方によって違ったものに見えることがある、ということを教えてくれる本。お二人の掛け合いも息が合っていて楽しかったです。
4月9日(火)午後 甲州市 勝沼保育園
4月10日(水)午前 甲府市 森のようちえん にっこにこ
この日は真冬のような寒さで、移動途中からは季節外れの雪模様に! こちらは甲府市の郊外の森林地域にある「武田の杜」などを中心に活動している、園舎を持たない幼稚園です。山道を上っていくと、雪景色の中に大きな池。カモたちも寒そうです。そこからさらに上ると、駐車場にログハウス風のサービスセンターがあり、そこが、会場となりました。天気が良かったらさぞかしきれいだったろうなと思わせるほどの満開の桜が迎えてくれました。周囲には雪が積もり始めていたため、残念ながら絵本の閲覧は室内で行いました。暖炉の暖かさがとてもありがたかったです。おはなし会は、お母さま方も多数見学に来られました。ボランティアさんが『かずあそび
ウラパン・オコサ』『はなのみち』『ぼくんちカレーライス』を読み、隊長は外の寒々とした空気を吹き飛ばそうと紙芝居『イカタコツルツル』で勝負。みんなで「ツルツルツルツル……」と元気な声を出しました。
私の最終日は季節外れの荒れた天気になってしまいましたが、山梨県の元気な子どもたちの明るい笑顔に救われ、春の甲斐路を後にしました。
 今月の隊長おススメ!
『パンダ かぞえたいそう』 作/いりやまさとし
いりやまさとしさんのパンダシリーズの新刊です。今回は、かわいいパンダが数字を数えながら体でジェスチャーをする、という内容です。1から10までの数字にちなんだ物が、ページをめくるたびに出てきて、パンダが体を使ってそれを表現します。おはなし会では、良い導入ができますよ。ただ、本を持ったままでは、完全にはできない動作もあるため、若干の工夫も必要です。読み方で、慣れるまで気を付けなくてはいけないのが4です。ここは「よん」ではなく「し」と発音しましょう。同様に7は「しち」ではなく「なな」です。この7=バナナの体操も少し難しかったです。バナナの皮がうまく剝けるよう工夫が必要です。9=きゅうりの体操も、ちょっと工夫しました。おさらいで1から10までの数字と、数字にちなんだもの絵が出てきます。最後のページの「おしまい」と言っているパンダもかわいいですよ。
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