今回、キャラバンカーは東日本大震災の被災地を訪問します。
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本当に久しぶりの稼働。独特の緊張感もありますが、子どもたちの笑顔を見られる嬉しさでワクワクしながら宮城県石巻市を訪問しました。おはなし会の前日は、石巻市震災遺構になった門脇小学校を見学。複雑な思いを胸に日和山神社にお参りし、石巻市のさらなる復興と「おはなし隊」の安全を祈願してきました。
初日は晴天に恵まれ、湊小学校を訪問。猛暑日が続いていた東京に比べると暑さもそれほど気になりません。予定通り校庭にキャラバンカーを停め設営を始めると、子どもたちも興味津々、校舎のあちこちから顔を出して見ていました。おはなし会は校庭に隣接する体育館で行いました。暑さ対策のため、大きな扇風機を数台用意してくださいました。
最初に『ねこです。』を読むと、子どもたちが目を輝かせて聞いています。ページをめくるごとに笑いが起きました。続けて『つかまえた!』。次々に登場する動物に、子どもたちも「次は何?」と想像が膨らむようです。そして『たなばたまつり』。2日後は七夕。みんな真剣に聞き入っていました。子どもたちはどんな願い事を短冊に書いたのでしょうか。
次は、ガラッと気分を変えて『ふってきました』。私の大好きな本です。これは、どこでも大反響間違いない本なので、自信をもって読みました。最後は『せんそうしない』。毎日テレビなどで報道されるウクライナのことを思うと胸が痛みます。子どもたちの笑顔を見ていると、あらためて平和の大切さ、ありがたさを実感します。1・2年生には少し難しいかとも思いましたが、みんな、静かに聞いてくれました。大型紙芝居『もったいないばあさん まほうの くにへ』を読み、おはなし会は終了です。参加してくれた子どもたちからお礼の言葉をいただきました。
これから3日間、石巻の小学校を回ります。たくさんの子どもたちの明るい笑顔に出会える期待を胸に、湊小学校を後にしました。
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