おはなし隊日記

「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」は、2台のキャラバンカーで各都道府県を
巡回しています。
桃色の1号車、緑色の2号車に乗車し、全国を訪問した隊長たちの日記を
ご紹介します。

2023.09.06おはなし隊とは?

隊長 : 丸山紀子

おはなし隊は、1台のキャラバンカーに約550冊の絵本を積んで、子どもたちに本とおはなしを届ける読書推進活動です。 次はあなたの街を訪問するかもしれません。

2023.09.02静岡県 御殿場プレミアム・アウトレット

隊長 : 浦野和美

 9月に入ったものの暑さの残る中、今回は御殿場プレミアム・アウトレットを訪問させていただきました。バス停からすぐに見えるスペースにキャラバンカーを設営したので、準備中にも「何をやっているのですか?」「入ってもいいですか?」とたくさんの方に興味を持っていただき、外国の方々も興味深そうにキャラバンカーの写真を撮っていました。

もっと見る

 9月に入ったものの暑さの残る中、今回は御殿場プレミアム・アウトレットを訪問させていただきました。バス停からすぐに見えるスペースにキャラバンカーを設営したので、準備中にも「何をやっているのですか?」「入ってもいいですか?」とたくさんの方に興味を持っていただき、外国の方々も興味深そうにキャラバンカーの写真を撮っていました。

 子どもたちが過ごしやすいようにとテントや扇風機を用意していただき、大きな木の木陰もあったので、快適な環境を整えておはなし会・キャラバンカー見学をスタートさせることができました。

 おはなし会は猪口隊長とふたりで『ゆらゆらパンダ』『ころころパンダ』から読み始めました。ふたりで読み合わせができるこの絵本は隊長たちの間でも人気の一冊ですが、子どもたちや親御さんたちにも好評でした。その他、クイズ形式で『オレ・ダレ』を読んだり、前々日がスーパーブルームーンだったことで『いただきますの おつきさま』を読んだりしました。また、今回は特別に、ドライバーの飯野さんが『くまさん どこ?』の読み聞かせに挑戦しました! 2児のパパでもある飯野さん。優しく、でもしっかりと声の通る読み聞かせをしてくれました。そして紙芝居は『ショコラちゃんのおでかけドライブ』などを読みました。始まりの拍子木の音が響くと子どもたちの気持ちが一気に紙芝居に引き込まれるのを感じました。やっぱり拍子木の果たす役割って大きいのですね。

 今回参加してくれた子どもたちの中には、何冊も何冊もキャラバンカーの本を読んでいる2歳の女の子がいました。「普段はそんなに読まない子なのにこんなに読むなんてビックリです!」とお母さん。お子さんの新たな一面を発見できたようです。また、おはなし隊に参加したい一心で隣町から来てくれ、おはなし会は3回、キャラバンカー見学も終了時刻まで参加したお友だちは「まだまだここにいたい!」とうれしいことを言ってくれました。

 たくさんのお友だちに出会え、私自身もおはなし隊を満喫させてもらった一日となりました。

閉じる
2023.07.29東京都 都立木場公園

隊長 : 加藤惠里

 木々から蝉の合唱が降る、暑い暑い日でした。 キャラバンカー桃号が青い空とサルスベリのピンクの花にとてもよく似合い、明るく目立っています。 キャラバンカー見学用に車内を冷やし、おはなし会も冷房の効いた屋内で行います。 猪口隊長と打ち合わせをしながら「こんな暑い日に来てくれるかな?」と心配していました。 公園スタッフの方が、朝に採れたローズマリーをお部屋に置いてくれたり、扇風機にもつけてくれたりしました。アロマのお心遣いをとても嬉しく思いました。いい香り! 開始時間になると、お父さんお母さんと一緒に、赤ちゃんから小学生までの子どもたちが、予想以上に大勢集まってくれました。

もっと見る

 木々から蝉の合唱が降る、暑い暑い日でした。 キャラバンカー桃号が青い空とサルスベリのピンクの花にとてもよく似合い、明るく目立っています。 キャラバンカー見学用に車内を冷やし、おはなし会も冷房の効いた屋内で行います。 猪口隊長と打ち合わせをしながら「こんな暑い日に来てくれるかな?」と心配していました。 公園スタッフの方が、朝に採れたローズマリーをお部屋に置いてくれたり、扇風機にもつけてくれたりしました。アロマのお心遣いをとても嬉しく思いました。いい香り! 開始時間になると、お父さんお母さんと一緒に、赤ちゃんから小学生までの子どもたちが、予想以上に大勢集まってくれました。

 1回目は新しい紙芝居『いっきんず』からスタート。続けて絵本の『パンダ なりきりたいそう』『ティタノサウルスさんきょうだい おかあさん、どこ?』『ゴリラさんは』。最後は『大型絵本 ぼくのくれよん』。みんな集中してよく聞いてくれ、感じたことを言葉にしたり、絵本の世界にすぐに入ったりしていました。

 2回目も紙芝居の『いっきんず』からスタート。子どもたちがニコニコ見てくれました。 続けて絵本の『りんごが コロコロ コロリンコ』『パーンツ!』『大型絵本 もったいないばあさん』。子どもたちと共に、お父さんお母さんも頷きながらよく聞いてくださる姿を嬉しく思いました。

 3回目は絵本の『パンダ なりきりたいそう』 からスタート。ボールになりきってコロコロコロ転がるところまでも上手にできました。『ブービーとすべりだい』 『ひよこ どこどこ』『つかまえた!』『おしり』と続け、最後の紙芝居は『ショコラちゃんのおでかけドライブ』。子どもたちみんなで、それぞれが好きなパンを、もぐもぐ元気に楽しく食べました。

 楽しかったおはなし会終了後、スタッフ全員での撤収作業中もまだまだ暑かったですが、公園の木々の緑がずっと優しく見守ってくれているようでした。

閉じる
2023.07.23東京都 都立木場公園

隊長 : 黒澤令子

 今回のおはなし隊の訪問先は、木場公園でした。 大きな芝生が広がり、東京都現代美術館と都市緑化植物園、噴水広場やじゃぶじゃぶ池、バーべキュー広場にテニスコートなどもあり、家族連れやグループの憩いの広場として、賑わっていました。

もっと見る

 今回のおはなし隊の訪問先は、木場公園でした。 大きな芝生が広がり、東京都現代美術館と都市緑化植物園、噴水広場やじゃぶじゃぶ池、バーべキュー広場にテニスコートなどもあり、家族連れやグループの憩いの広場として、賑わっていました。

 梅雨が明け、本格的な夏の季節となり、朝から気温が高く、陽射しもかなり強い日でした。おはなし会は室内で行うということで「木場ミドリアム」の玄関前にキャラバンカーを設営しました。 空の青、木々の緑にキャラバンカーの桃色が映え、「もったいないばあさん」もパネルでお出迎えをして、子どもたちだけではなく大人たちも、初めて見るキャラバンカーに興味津々の様子で、写真に収めていました。

 おはなし会では読み手がふたりいたので、小さな絵本の『ころころパンダ』『ゆらゆらパンダ』を2冊同時に読んだり、『もったいないばあさん』の大型絵本を読んだり、拍子木を叩いて大型紙芝居を披露したりと、変化に富んだ内容で行いました。 紙芝居『ショコラちゃんのおでかけドライブ』は、美味しそうなパンがでてくるお話です。紙芝居のパンを取りに来た男の子が、席に戻り「ママにもどうぞ!」と渡している仕草で、私たちもやさしい気持ちに包まれました。 紙芝居『もったいないばあさん まほうの くにへ』の最後は、マジマジさん直伝のまほうに参加者全員でチャレンジ! 大きな声で「ちちんぷいぷいの ぷい」と呪文を唱え気持ちをひとつにしたら、なななんと、まほう大成功! 参加者全員がまほう使いになれた瞬間でした。

 他には『ゴリラさんは』『かきごおり』『ブービーとすべりだい』『りんごが コロコロ コロリンコ』『くまさん どこ?』『ねこです。』『ぽっかりライトせんせい』『オレ・ダレ』『キス・スキ』や紙芝居の『いっきんず』を読み、全3回のおはなし会はあっという間に楽しく終了しました。

閉じる
2023.07.06秋田県 由利本荘市立大内小学校

隊長 : 牧野博美

 田んぼの緑が美しい季節の秋田訪問です。この日はまる一日、由利本荘市立大内小学校を訪問しました。 

もっと見る

 田んぼの緑が美しい季節の秋田訪問です。この日はまる一日、由利本荘市立大内小学校を訪問しました。 

 午前中のおはなし会は図書室で、1年生&2年生と3年生&4年生のグループに分けて行いました。どの学年も絵本への反応が良く、みんなとっても聞き上手! さすが「令和五年度子供の読書活動優秀実践校」に選ばれた学校です。1冊目の『ちゅうちゅうたこかいな』で‶なまはげ″が登場すると、「コワイ!」と声が上がります。さすが、なまはげの本場。他県の子供たちより反応が良かったです。

 お昼休みにはキャラバンカーを開放しました。「さっき『アントンせんせい』を読んだら、とっても面白くて。続きはどこですか?」と声をかけてくる女の子や、図鑑を熱心に読んでいる男の子、それぞれ大好きな本に夢中です。

 午後のおはなし会は5年生&6年生。昔話の『よみきかせ日本昔話 さんまいのおふだ』の後、午前中と同じく『せんそうしない』『はっきょいどーん』を読みました。見学していた鈴木教頭先生が「実は、高学年の児童に絵本なんてちょっと幼いのでは? と思っていました。しかし、多少反応は違うけれど、低学年と同じ本でもすごく喜んでいる。感動しました」と仰ってくださいました。

 外での見学会では、おはなし会で読んだ本を見つけて「あ、『でんごんでーす』だ! これ読みたい!!」という男の子など、自由に絵本の世界を楽しんでいました。ブルーシートの上で輪になって一冊の本を読んだり、寝転がって読んだり、リラックスしたみなさんの様子に、担任の先生が「みんな喜んでいる。こうやって外で本を読むっていいですね」と感心されていました。

 たくさんの児童のみなさんと交流できた、楽しい一日でした。また、会おうね!

閉じる
2023.07.03秋田県 男鹿市立船越保育園

隊長 : 堤暢子

 みどり号、7月は秋田県の訪問です。男鹿市に向かって走っていくと、観光案内所に立つ大きな「なまはげ像」が見えてきました。みどり号と一緒に記念写真を撮りました。

もっと見る

 みどり号、7月は秋田県の訪問です。男鹿市に向かって走っていくと、観光案内所に立つ大きな「なまはげ像」が見えてきました。みどり号と一緒に記念写真を撮りました。

 広い駐車場にキャラバンカーを設営させて頂きました。普段はお迎えに利用される場所とのことで、先生方が入り口でボードの掲示やアナウンスをしてくださり、安全に楽しくおはなし会を行うことができました。ありがとうございました。

 おはなし会の1冊目は『ひよこ どこどこ』。かくれたひよこを探して大盛り上がり。かわいいひよこが全部見つかりました。 2冊目は『ゴリラさんは』を読みました。親切なゴリラさんは大好きなバナナを食べられるのかしら? と心配そうでしたが、最後はゴリラさんも子どもたちも笑顔になりました。 3冊目の『パンダ なかよしたいそう』では、みなさんの体操が上手でびっくりです。最後のハートも素敵に作ってくれました。先生方のフラダンスもチャーミングでした。 4冊目、5歳児さんでは『ピカゴロウ』。友情のお話をよく聴いてくれました。4歳児さんでは『ちゅうちゅうたこかいな』。「なまはげ」も登場する絵本を一緒に読んでくれました。 キャラバンカーでは、何冊もの絵本を楽しんでくれた様子です。

 園長先生から「大人も絵本を読んでもらうのはいいですね。私が一番楽しんでいたかも」とおっしゃって頂き、うれしく思いました。先生の笑顔がみなさんに伝播していたように感じます。普段は園のお仕事でご多用の園長先生。「子どもたちに何冊も絵本を読んだり一緒におはなし会を聴いたりできて、それもよかった」とのお言葉に、皆様から喜んで頂けたようで光栄に感じた訪問でした。

閉じる
2023.07.02秋田県 能代市立能代図書館

隊長 : 堤暢子

 みどり号、7月は秋田県の訪問です。曇り空からポツポツと雨粒が落ちる中、能代市に向かいます。

もっと見る

 みどり号、7月は秋田県の訪問です。曇り空からポツポツと雨粒が落ちる中、能代市に向かいます。

 6年ぶりの訪問ということで、館長さんはじめ職員の皆様が、雨の中出迎えてくださいました。 「どうしたらなるべく濡れずに安全にキャラバンカーと閲覧を楽しんで頂けるだろうか?」  知恵を寄せ合い、ドライバーさんに何度も位置を試してもらいました。そしてキャラバンカー体験と、ブックカートに並べた本の閲覧のハイブリッド方式で実施することにしました。 雨で背中を濡らしながら傘を掲げてくださった館長さん、色々なアイディアを出してくださった図書館の皆様に、感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。

 おはなし会もたくさんのお客様がお越しくださいました。 1冊目は『ひよこ どこどこ』。ひよこ探しは、みんな大張り切りです。 2冊目は『ゴリラさんは』。バナナが1本だけになった場面ではちょっとシーンとなりましたが、最後のページでは安堵の笑い声が聞こえてきました。 3冊目は『パンダ ともだちたいそう』です。パンダたちが、おにぎりやメガネに見えるでしょうか。「見えた!」「見えなーい」それぞれに応えてくれました。 あらら! 遠くで雷が・・・。そこで4冊目は『ピカゴロウ』を読みました。みなさん、ごく自然に「くもこい、くもこい」と声を合わせてくれました。どうやら雷の音も遠くなったようです。 最後は『たべもの だーれ?』。みんなで、食べ物にかくれた動物探しを楽しみました。

 6年前に読み手として参加したボランティアさんもお越しくださり、温かな応援のお気持ちがうれしく、ありがたかったです。 次回の訪問日は晴れますように。

閉じる
2023.07.01秋田県 秋田ノーザンハピネッツのこども食堂 “みんなのテーブル”

隊長 : 渡邉達夫

 梅雨明けが待ち遠しい7月上旬の午後、こども食堂 “みんなのテーブル” を訪問しました。

もっと見る

 梅雨明けが待ち遠しい7月上旬の午後、こども食堂 “みんなのテーブル” を訪問しました。

 こちらは秋田県のプロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」が運営しているこども食堂です。ノーザンハピネッツは、道の駅の運営やクラフトビールの製造までも手掛け、地元にしっかり根付いた活動をしています。 ここは表通りに面した住宅街の一角。閲覧会場の駐車場までは、狭い通路にバックで進入しなければなりません。でもそこはプロのドライバーさん。難なく車を進めます。 私だったらとても無理でしたね!(笑) 幸いにも雨は降りそうになかったので、予定通り、キャラバンカー前に閲覧スペースを広げました。 おはなし会会場は食堂。大きなテーブルが、真ん中でドーンと場所を占めています。参加人数があらかじめ把握できていたので、テーブルを囲んで椅子を並べます。正面にあるノーザンハピネッツのクラブ旗のところに、おはなし隊の黒いバックシートをセット(ハピネッツの皆さん、ごめんなさい)。そのとき、透明なケースに入った光り輝くオブジェを発見。なんと東京オリンピック2020の聖火トーチです! 聞けば、オーナーさんが聖火ランナーとして走った際、記念に贈られたそうです。素敵なトーチに見守られながら食事ができる子どもたち、幸せですね。

 おはなし会の最初は、今回の秋田ツアーから読み始めた『おすしのえほん へい おまち!』。子どもたちに大人気です。自分たちの知っているネタが出てくるたびに歓声が上がります。うにが出てくると「これ、大好き!」という子どももいて、びっくり! 私が子どものころは、うになんて食べさせてもらえませんでした(笑)。 2冊目の『ゴリラさんは』では、大好きなバナナを次々に分けてあげるゴリラさんのやさしさに共感したり、登場するサルたちの種類を言い合ったり、みんな楽しそう。 続いて、定番の『つかまえた!』では、小さな会場の利点がしっかり活かされ、大人も楽しそう。『うどん対ラーメン』でも、会場がひとつになって盛り上がりました。 時間調整で『おっとっと』を読んだ後は、いよいよみんなが楽しみにしている紙芝居です。今回は、年齢の幅もあることから、『イカタコツルツル』を。大人も子どもも、みんな一緒に「ツールツル!」。

 おはなし会が終わるころになると、どこからともなくカレーのいい香りが。16時から始まる夕食の準備が整ってきたようです。 後ろ髪をひかれながらも、今度は外でキャラバンカー見学です。強い日差しもなく、絶好のコンディション。すると、隣の家の2階の窓から「たのしそうだねー!」との声が。 見上げると、夕涼み中のおじいさんが、楽しそうにこちらを見下ろしています。

 秋田の子どもからお年寄りまで、みんなをほっこりさせる、キャラバンカーなのでした。

閉じる
2023.06.29秋田県 【全国訪問 おはなし隊】秋田県を訪問

隊長 : 大瀬伴子

2023年6月29日(木)~7月8日(日)まで、緑のキャラバンカーが秋田県の様々な施設を訪問しました。

2023.06.08山形県 社会福祉法人ユトリア会 おおとみ保育園

隊長 : 牧野博美

 清々しい季節の山形。青々と美しい水田と、たわわに実って出荷を待つばかりのさくらんぼ畑の間を、新しいキャラバンカーで駆け抜けました。この日の午後に訪問したのは「社会福祉法人ユトリア会 おおとみ保育園」です。

もっと見る

 清々しい季節の山形。青々と美しい水田と、たわわに実って出荷を待つばかりのさくらんぼ畑の間を、新しいキャラバンカーで駆け抜けました。この日の午後に訪問したのは「社会福祉法人ユトリア会 おおとみ保育園」です。

 キャラバンカーの設営が終わると、まずは保育園の先生たちが、キャラバンカーの中に書かれた作家さんのサインや、まだ知らない新刊本に大喜びしながら見学してくれました。

 おはなし会は保育園の遊戯室で行いました。4〜5歳児クラスの最初の絵本『ちゅうちゅうたこかいな』では、めくるたびに出てくる予想外の絵に驚きと笑いが溢れます。『パンダ ともだちたいそう』では、パンダたちの巧みな組体操の技の数々に歓声があがりました。梅雨の時期にぴったりの『ふってきました』に続き、『せんそうしない』では絵本を読み終わったあとも「せんそうしない」のフレーズを口ずさむ子どもたちの目が真剣そのものでした。どの絵本にも集中して、笑ったり驚いたり一生懸命考えたりしてくれて嬉しかったです。

 おはなし会の次はキャラバンカーの見学会です。一人の男の子が、キャラバンカーの扉に描かれた迫力のあるイラストを見て、「わぁ! ボクあの絵好き! 芸術だね!!」と声を上げました。この扉のイラストは、『あらしのよるに』の絵を描かれたあべ弘士先生が、新しいキャラバンカーのために描き下ろしてくださったメイとガブです。あべ先生も大喜びだと思います。

 キャラバンカーを撤収している間もたくさんの子どもたちが「ありがとう」と言い続けてくれました。何度も何度も「今までで、いちばんおもしろかった!」と言ってくれる子どももいて、こちらまで胸が熱くなりました。

 こちらこそみんなの笑顔に「ありがとう! 」。きっとまた来るからね!!

閉じる
2023.06.04山形県 【全国訪問 おはなし隊】山形県を訪問

隊長 : 大瀬伴子

2023年6月4日(日)~6月12日(月)まで、緑のキャラバンカーが山形県の様々な施設を訪問しました。

2023.06.04東京都 都立汐入公園

隊長 : 猪口まり子

 台風2号・線状降水帯での雨が降り、中止が懸念された日曜日でしたが、おはなし隊パワ ー‼ ですっかり晴れ渡り、心地よい風が吹く一日となりました。

もっと見る

 台風2号・線状降水帯での雨が降り、中止が懸念された日曜日でしたが、おはなし隊パワ ー‼ ですっかり晴れ渡り、心地よい風が吹く一日となりました。

 荒川区南千住駅の近くにある汐入公園は緑豊かで素敵な公園でした。残念ながら行けませんでしたが、敷地内のハーブガーデンが地元の方に人気です。

 広い臨時駐車場にキャラバンカーを設営しました。青空も木々の緑も、桃色のキャラバンカーによく映えます。キャラバンカーの設営や子どもたちのお世話など、絵本にとても興味をお持ちの学生ボランティアさんがお手伝いくださいました。

 おはなし会やキャラバンカーの絵本の見学はすぐ隣の芝生で行い、木陰を追い求めながらシートを敷きました。台風後の日差しの強さはありましたが、木陰には風が通り、とても気持ちの良い環境になりました。皆さん、とてもくつろいで本をたくさん読んでいました。

 そして、まず1回目のおはなし会は隊長二人の『ゆらゆらパンダ』『ころころパンダ』から始まりました。続いて『ブービーとすべりだい』『ゴリラさんは』、そして『もったいないばあさん』。もったいないばあさんの顔はめパネルは今日も登場です。たくさんの子どもたちが、ばあさんと記念写真を撮ってくれました。紙芝居は『ショコラちゃんのおでかけドライブ』。みんな食い入るように見て楽しんでくれました。

 2回目のおはなし会での紙芝居は、5月に「上野の森 親子ブックフェスタ」で紙芝居デビューした、パンくん・ミミちゃん・スライスくん・あつみちゃんが活躍する「いっきんず」。みんな、モグモグといろいろなパンを美味しそうに食べてくれました。

 3回目のおはなし会では『うちゅうじんは パンツが だいすき』に大歓声。子どもたちはいろいろなパンツのはき方に大喜びでした。『くまさん どこ?』ではくまさんを一生懸命探して居場所を教えてくれました。この日は町のお祭りが開催されていたため、時おり太鼓の音が聞こえてきましたが、おはなし隊だって負けません! みんなが楽しめるようにがんばりました!

 「今度いつ来るの?」という言葉をたくさんいただき、また是非、こちらでおはなし隊を開催したいと強く願いました。

 ちなみに、心地よい風に惑わされ、気づいたときには隊長二人の腕が真っ赤になっていました。2~3日赤みが取れず、いまは沈着して黒くなっています。黒い腕はおはなし隊の勲章です‼

閉じる
2023.06.04山形県 南陽市立図書館

隊長 : 黒澤令子

 午後は南陽市立図書館を訪問しました。

もっと見る

 午後は南陽市立図書館を訪問しました。

 おはなし会準備中に、午前も参加してくれた親子から、「おはなしたい たいちょうさんへ えほんをよみにきてくれてありがとうございました。 またきてください。   くまさん どこ? が1ばんおもしろかったです。」(原文ママ)と可愛いカードを頂きました。このラブレターは隊長の宝物のひとつになりました。

閉じる
2023.06.04山形県 川西町立図書館

隊長 : 黒澤令子

 キャラバンカー緑号の地方訪問デビューの日にふさわしく、晴天に恵まれました。どこまでも青い空の下、新緑が色鮮やかな木々に囲まれ、キャラバンカーの扉から『あらしのよるに』のガブとメイが今にも飛び出してきそうです。

もっと見る

 キャラバンカー緑号の地方訪問デビューの日にふさわしく、晴天に恵まれました。どこまでも青い空の下、新緑が色鮮やかな木々に囲まれ、キャラバンカーの扉から『あらしのよるに』のガブとメイが今にも飛び出してきそうです。

 初対面するキャラバンカーの大きさ、可愛らしさに子どもたちは驚き、どうなっているのだろう? と観察し、そして記念撮影をし、少し落ち着いたあとは、木漏れ日のもとでたくさんの本を読んでくれました。真夏のような暑さでしたが、時折爽やかな風が吹き、快適なキャラバンカー見学になりました。

 こちらの川西町立図書館は、6年ぶりの訪問になります。おはなし会は、玄関を入ってすぐのホールで行いました。2階に上がる階段を座席として利用し、ステージのような仕様の会場は前回と同じで、6年前に訪問した記憶が一気に戻りました。

 おはなし会は『だれかな だれかな?』『くまさん どこ?』と参加型の本からスタートし、子どもたちは思い思いに自分の意見を表現してくれました。『ぽっかりライトせんせい』では、次はどんな患者さんが来て、どうやって治すのだろう? とワクワクドキドキしながら、楽しく聞いてくれました。

 『つかまえた!』『ブービーとすべりだい』では、親子でほっこりとあたたかい雰囲気に包まれました。最後は『もったいないばあさん まほうの くにへ』の紙芝居を行い、子どもも大人も全員で大きな声で「ちちんぷいぷいの ぷい」と呪文を唱えてくれ、楽しいおはなし会もあっという間に終了しました。

閉じる
2023.05.28東京都 都立代々木公園

隊長 : 堤暢子

 代々木公園は雑木林や噴水のある緑豊かな公園。東京23区内で5番目に広い都立公園だそうです。本日は緑号での訪問です。

もっと見る

 代々木公園は雑木林や噴水のある緑豊かな公園。東京23区内で5番目に広い都立公園だそうです。本日は緑号での訪問です。

 まずは公園西門で、もったいないばあさんの顔はめボードがお出迎え。坂を上っていくと、サービスセンター手前に緑色のキャラバンカーが見えてきます。ベビーカーでお出かけのご家族、自転車に乗ったお子さんと親御さん、ランニング途中の大人の方、たくさんの方が立ち寄ってくださり、おはなし会の始まりです。「みんなゴロンしてお空を見てみようか」渡邉隊長の声をかけでシートに仰向けに寝て空を眺めてからスタートしました。

 1冊目は、2人隊長で息を合わせて『ゆらゆらパンダ』『ころころパンダ』。それぞれの絵本の中で2匹のパンダが出会って一緒に遊ぶ、優しい気持ちになるお話です。2冊の本の絵が繋がるところも楽しんで頂けました。『おすしのえほん へい おまち!』も2人隊長のかけあいで読みました。子どもも大人も好きなネタを教えてくれてにぎやかです。「へい おまち!」のかけ声を真似してくれた人もいましたよ。

 『つかまえた!』は、ぞうやくじら…どんどん大きくなる登場動物に、「えーっ!」「すごい」と声があがります。絵の中に隠れたひよこを探す絵本『ひよこ どこどこ』では、「そこ」「そっち」とひよこの居場所を教えてくれました。

 紙芝居『もったいないばあさん まほうの くにへ』は、堤隊長が修行中の手品を披露。風にひらりと舞った折り紙を渡邉隊長がキャッチしてくれて、手品も成功です。ユーチューブ動画で人気の「いっきんず」の紙芝居は、みんなでパンを食べたつもりで読みました。

 お天気に恵まれた代々木公園のおはなし会。お手伝いくださった公園事務局の皆様、ボランティアの皆様、ありがとうございました。「ここにいけばキャラバンカーに会える!」そんな催しになっていったらいいなあ、と感じた1日でした。

閉じる
2023.05.21東京都 都立高井戸公園

隊長 : 渡邉達夫

 この春、日曜日ごとに天気が崩れている東京ですが、この日は久しぶりの好天。「晴れ男」を自認する私の面目躍如といったところです。

もっと見る

 この春、日曜日ごとに天気が崩れている東京ですが、この日は久しぶりの好天。「晴れ男」を自認する私の面目躍如といったところです。

 今回の会場は、かつて3つの法人のグラウンド跡地に整備された公園。実は私の地元です。あそこが、こんなに素晴らしい公園に生まれ変わるとは、まったく信じられません。

 サッカー場、野球場、テニスコートなども備えた(一部整備中)大きな公園の芝生広場が今回の会場です。

 当日は、雨で延期になっていた小学校の運動会も実施されるとのことで、参加者が少なくなるのでは、と心配する公園関係者の不安を吹き飛ばすように、朝からたくさんの親子連れが参加してくれました。

 今回の隊長は私のほかに、黒澤隊長。心強い限りです。おはなし会は3回、せっかくの機会だから2人で読む『ゆらゆらパンダ』『ころころパンダ』をプログラムに組み入れることにしました。実は、隊長同士が一緒におはなし会をする機会は限られています。貴重な機会と、二人でトライしました。気心の知れた隊長同士ということもあって、呼吸もしっかり合い、子どもたちの反応も上々でした。

 今回の会場は牧場のような芝生広場。私は、動物の出てくる本を選んで読みました。  『ゴリラさんは』『ねこです。』『つかまえた!』『ふってきました』など、どれもとてもいい反応でした。

 午後になると日差しが強くなりましたが、湿度も低く、さわやかな風も吹いていましたので、そのまま、キャラバンカー前での閲覧ができました。参加者の数も、どんどん増えていきます。最近、よく思うことですが、お父さんたちも、本当に子育てに熱心に参加していることに驚かされます。私の若いころとは比べようもないほど、皆さんお子さんの面倒を見たり、一緒に遊んだり、素晴らしいですね! そんな姿を見るたびに、今頃になって、反省させられます。

 そこで、「もったいないばあさん」の登場! 大変な人気です。子供たちは、一緒に写真を撮りたがって大騒ぎ。改めて、ゆるキャラの中でも特別な存在だということに気づかされました。

 それにしても、暑い中「もったいないばあさん」、本当にお疲れ様でした!

閉じる
2023.05.14神奈川県 第46回厚木市緑のまつり

隊長 : 藤安里

 4年ぶりに厚木中央公園にて開催された「第46回厚木市緑のまつり」。テーマは「託された 緑のバトン 繋げよう」。未来を担う子どもたちへ、SDGsの普及、緑を大切にするメッセージを送りたいとの想いから、おはなし隊をお招きいただくことになりました。

もっと見る

 4年ぶりに厚木中央公園にて開催された「第46回厚木市緑のまつり」。テーマは「託された 緑のバトン 繋げよう」。未来を担う子どもたちへ、SDGsの普及、緑を大切にするメッセージを送りたいとの想いから、おはなし隊をお招きいただくことになりました。

 SDGsの4番目に掲げられている「質の高い教育をみんなに」を目標として活動するおはなし隊も、その意義に賛同し出動です。

 この日のお天気は曇り。前日の雨の名残か、空気が冷えて肌寒い朝になりました。 厚木市役所のスタッフのみなさんが、笑顔でキャラバンカーを出迎えてくださいました。午後は雨の予報なので、当初予定していた屋外のおはなし会会場をテント内に変更。子どもたちの動線上にもテントを設えて、雨対策をしっかり準備してからお客様をお迎えすることになりました。

 午前1回、午後2回のおはなし会は、親子連れのお客様でテントの中は満員状態。そのため、会場に入りきれず、キャラバンカーの中でお母さんに読み聞かせしてもらう子どもの姿も見られました。

 隊長二人が掛け合いで読む『ゆらゆらパンダ』『ころころパンダ』は、裏表紙が1枚の絵につながると「わぁ~」と歓声が起こります。『ひよこ どこどこ』では、ひよこがどこにいるかを尋ねる隊長に「ここー!」と指さしながら一緒に楽しんでくれる様子が微笑ましく、『いっしょだね いっしょだよ』でも、絵の中に出てくるフンコロガシを頑張って探しました。 次のおはなし会までの間には、あつぎシティセールス大使のあゆコロちゃんが登場。地元の子どもたちに大人気のキャラクターは隊長とも記念撮影に応じてくれました。

 市民のみなさんが楽しみに待たれていたこのおまつり。ステージでは小学生のチアダンスや地元のみなさんのフラダンス、吹奏楽演奏など大変賑やかなパフォーマンスも繰り広げられました。おはなし隊のおはなし会の時間には、そのステージを一時休止するなど、全面的なご協力をいただき、無事に終了できましたことをご報告いたします。 しかしながら……最後のおはなし会は予想通りの大雨に見舞われました。  

閉じる
2023.05.05番外編 「上野の森 親子ブックフェスタ 2023」

隊長 : 藤安里

 この日は、午前中の2回めのおはなし会に『いっしょだね いっしょだよ』『ティタノサウルスさんきょうだい おかあさん、どこ?』の著者きむらだいすけさんが読み聞かせで参加。その後、急遽サイン会も行いました。

もっと見る

 この日は、午前中の2回めのおはなし会に『いっしょだね いっしょだよ』『ティタノサウルスさんきょうだい おかあさん、どこ?』の著者きむらだいすけさんが読み聞かせで参加。その後、急遽サイン会も行いました。

 午後2時からの4回目のおはなし会には、聞かせ屋。けいたろうさんが飛び入り参加。石井聖岳さんの『とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり』をはじめ、楽しい読み聞かせをしてくれました。その読み聞かせの後、このフェスタにはなくてはならない絵本『とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり』の著者石井聖岳さんのサイン会をも行い、大盛況でした。

 今年のGWは雨の日も多かったのですが、奇跡的に2日間ともおひさまが味方をしてくれて、すべてのおはなし会が開催できました。また来年も楽しいおはなしを届けたいと思います。

閉じる
2023.05.045月4日〜5日、上野の森 親子ブックフェスタに出動中!

隊長 : 丸山紀子

5月4日〜5日、上野の森 親子ブックフェスタに出動中!

予告編もあるよ!

2023.05.04番外編 「上野の森 親子ブックフェスタ 2023」

隊長 : 藤安里

 2023年5月4~5日、「上野の森 親子ブックフェスタ」が開催されました。今年は例年より1日少ない2日間の開催でしたが、好天に恵まれ、入場者は2日間で2万6300人に上り、昨年を上回ったそうです。

もっと見る

 2023年5月4~5日、「上野の森 親子ブックフェスタ」が開催されました。今年は例年より1日少ない2日間の開催でしたが、好天に恵まれ、入場者は2日間で2万6300人に上り、昨年を上回ったそうです。

 「おはなし隊」にも多くの親子連れがつめかけてくださいました。2日間で計10回行ったおはなし会には約1200人の参加がありました。おはなし会の間には、キャラバンカー内の550冊以上の絵本を自由に読める時間を設けており、思い思いの絵本を手に取り熱心に読む子どもたちの姿が印象的でした。今年も清々しい青空と上野の森の緑の木々に迎えられたキャラバンカー。4月に新装になったばかりの1号車「桃号」がブックフェスタに初お目見えです。

 午後1時からの3回目のおはなし会には、絵本作家のいりやまさとしさん、藤本ともひこさんが結成した「パンダバナーナ」が絵本ライブを開催。お二人のギター演奏と楽しい歌、『パンダ なかよしたいそう』『バナーナ!』などの読み聞かせに、子どもたちの笑顔がはじけました。   4回目と5回目のおはなし会には、講談社の新キャラクター「いっきんず」からパンくんも登場。新しい紙芝居『いっきんず』を楽しんだ子どもたちは、突然現れたパンくんとの写真撮影に大喜びでした。

閉じる