梅雨明けが待ち遠しい7月上旬の午後、こども食堂 “みんなのテーブル” を訪問しました。
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こちらは秋田県のプロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」が運営しているこども食堂です。ノーザンハピネッツは、道の駅の運営やクラフトビールの製造までも手掛け、地元にしっかり根付いた活動をしています。 ここは表通りに面した住宅街の一角。閲覧会場の駐車場までは、狭い通路にバックで進入しなければなりません。でもそこはプロのドライバーさん。難なく車を進めます。 私だったらとても無理でしたね!(笑) 幸いにも雨は降りそうになかったので、予定通り、キャラバンカー前に閲覧スペースを広げました。 おはなし会会場は食堂。大きなテーブルが、真ん中でドーンと場所を占めています。参加人数があらかじめ把握できていたので、テーブルを囲んで椅子を並べます。正面にあるノーザンハピネッツのクラブ旗のところに、おはなし隊の黒いバックシートをセット(ハピネッツの皆さん、ごめんなさい)。そのとき、透明なケースに入った光り輝くオブジェを発見。なんと東京オリンピック2020の聖火トーチです! 聞けば、オーナーさんが聖火ランナーとして走った際、記念に贈られたそうです。素敵なトーチに見守られながら食事ができる子どもたち、幸せですね。
おはなし会の最初は、今回の秋田ツアーから読み始めた『おすしのえほん へい おまち!』。子どもたちに大人気です。自分たちの知っているネタが出てくるたびに歓声が上がります。うにが出てくると「これ、大好き!」という子どももいて、びっくり! 私が子どものころは、うになんて食べさせてもらえませんでした(笑)。 2冊目の『ゴリラさんは』では、大好きなバナナを次々に分けてあげるゴリラさんのやさしさに共感したり、登場するサルたちの種類を言い合ったり、みんな楽しそう。 続いて、定番の『つかまえた!』では、小さな会場の利点がしっかり活かされ、大人も楽しそう。『うどん対ラーメン』でも、会場がひとつになって盛り上がりました。 時間調整で『おっとっと』を読んだ後は、いよいよみんなが楽しみにしている紙芝居です。今回は、年齢の幅もあることから、『イカタコツルツル』を。大人も子どもも、みんな一緒に「ツールツル!」。
おはなし会が終わるころになると、どこからともなくカレーのいい香りが。16時から始まる夕食の準備が整ってきたようです。 後ろ髪をひかれながらも、今度は外でキャラバンカー見学です。強い日差しもなく、絶好のコンディション。すると、隣の家の2階の窓から「たのしそうだねー!」との声が。 見上げると、夕涼み中のおじいさんが、楽しそうにこちらを見下ろしています。
秋田の子どもからお年寄りまで、みんなをほっこりさせる、キャラバンカーなのでした。
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