2019年の「おはなし隊」1号車は、千葉県からスタートしました。昨年暮れに、講談社が「おはなし隊」の活動によりメセナ大賞を受賞しました。私にとって、受賞後初めてのおはなし会ですが、今まで通り、子どもたちに絵本の世界を届けて、楽しいおはなし会にしたいと思います。
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2019年の「おはなし隊」1号車は、千葉県からスタートしました。昨年暮れに、講談社が「おはなし隊」の活動によりメセナ大賞を受賞しました。私にとって、受賞後初めてのおはなし会ですが、今まで通り、子どもたちに絵本の世界を届けて、楽しいおはなし会にしたいと思います。
2019年初日は、市川市の柏井保育園からスタートです。新しく園舎を建てられて広々とした園庭にキャラバンカーを設営しました。お天気に恵まれ、青空の下でキャラバンカー見学ができました。子どもたちは、「好きな本があったよ!」「楽しかった」と伝えてくれました。
おはなし会では、1回目4〜5歳児の回は、最初にボランティアさんの読んだ『たべもの だーれ?』で隠れている動物を見つけて、喜び、楽しみました。『おもちのきもち』では、かがみもちが語る、いろいろな味のおもちの話を興味深く聞いていました。『よかったねネッドくん』では、表紙を見た瞬間、「あ、見たことある!」の声。ページをひらくごとに集中して聞いていました。いもとようこさんの『てぶくろ』では、世界中のみんなが手をつなげばてぶくろはいらないという、みみたんのおねえちゃんのセリフを聞きながら絵をじっと見ていました。さて、最後は紙芝居の『ももたろう』です。「いぬと きじと さるをけらいにしたももたろうは、いよいよおにがしまへむかっていった」と読み、ゆっくりぬいて次の場面に行こうとした瞬間、「がんばって!」という男の子の声。みんな、絵本(紙芝居)の世界に入っているんだなと嬉しく思い、ありがたい応援のもと、心強く鬼退治に行くことができました。ありがとう!
おはなし会が始まる前に、座っているみんなの裸足の足が可愛くて、「寒くないの?」と聞きましたら、前列左に座る男の子が、「我慢強くなったから」と言い、ボランティアさんと感心して笑いました。2回目3歳児の回は、『ととけっこう よが あけた』の絵本を見て「ニワトリだー」とすかさず声があがりました。『ぼくのくれよん』では、鼻の絵を見てすぐにぞうさんのくれよんだとわかり、いろいろな色のページのできごとを楽しみました。最後のページになった時に、「すべり台!」の声。虹ではない、子どもの発想にうなりました。『ぺんぎんたいそう』ではペンギンと一緒に体操もしました。紙芝居の『ショコラちゃんの おでかけドライブ』では給食前のこの時間に、みんなでいろいろなパンを食べました。
おはなし会が終わると、「楽しかった」「ありがとう」と女の子も男の子も手を出してタッチしてくれました。
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