●梅雨の晴れ間に絵本で交流、市野谷小学校に「おはなし隊」が訪問
2025年6月24日、梅雨の合間の晴れ空の下、千葉県流山市に2年前に開校したばかりの市立市野谷小学校を、講談社の「おはなし隊」が訪れました。一行は、最新の設備とユニークな教育方針で知られる同校の1年生約4クラスの児童たちと、絵本を通じて心温まる交流の時間を持ちました。
●梅雨の晴れ間に絵本で交流、市野谷小学校に「おはなし隊」が訪問
2025年6月24日、梅雨の合間の晴れ空の下、千葉県流山市に2年前に開校したばかりの市立市野谷小学校を、講談社の「おはなし隊」が訪れました。一行は、最新の設備とユニークな教育方針で知られる同校の1年生約4クラスの児童たちと、絵本を通じて心温まる交流の時間を持ちました。
市野谷小学校は、様々な企業や団体と連携し、専門的な知識を子どもたちの学びに活かす「官民連携教育」を推進しており、今回の「おはなし隊」の訪問もその一環として実現しました。
当日は、校舎前の広々とした「市野谷広場」に名物のキャラバンカーを設置。屋外にシートを広げ、子どもたちが自由に絵本を読める開放的な空間が用意されました。すぐ隣の多目的ホールは、万が一の雨宿りや休憩場所としても活用できる万全の態勢でした。
●未発売の絵本に歓声!心尽くしの「おはなし会」
おはなし会は、校内3階の図書室隣にある、本を読みながらゆっくり過ごすための部屋で行われました。常設の読み聞かせルームも備わるなど、同校の充実した読書環境がうかがえます。
この日、1年生のために選んだ絵本は、『ゴリラさんは』『アントンせんせい おでかけです』『いもむしずんずん』『バナーナ!』、そして特別な一冊『ぎょうざが となりに ひっこしてきました』の5冊。
特に『ぎょうざが となりに ひっこしてきました』は、この時点ではまだ発売前の絵本。編集者がこの日のために特別に用意したもので、市野谷小学校の子どもたちが全国で初めてのお披露目に立ち会うことになりました。先生方が事前に前作『ぎょうざがいなくなりさがしています』を読み聞かせていたこともあり、子どもたちは親しみをもって物語に聞き入りました。読み進めるうちに「ぎょうざさんかわいい!」といった声が上がり、大きな盛り上がりを見せました。
続いて披露された紙芝居は『もったいないばあさん まほうの くにへ』。ものを大切にする「もったいないばあさん」が、捨てられたものを魔法で新しいものに変えるマジマジさんと出会う物語です。クライマックスの空き缶が新幹線に変身する場面では、日頃から本に親しんでいる子どもたちから「知ってる!」との声も上がりましたが、最後のおまじない「ちちんぷいぷいのぷい!」は全員で声を合わせて唱和し、一体感に包まれました。
●学年を超えた絵本の輪
昼休みには、他の学年の児童も楽しめるよう、掃除の時間をなくしてキャラバンカーを一般開放。キャラバンカーに入りきれないほど大勢の児童が訪れ、寝転んだり、車座になったりと思い思いのスタイルで絵本の世界に浸っていました。学年を超えて楽しむ子どもたちの姿に、先生方も喜びの表情を見せていました。
本当に素敵な小学校で、今度は他の学年の子どもたちにもおはなしを聞いていただける機会があればと思いながら、盛況のうちに一日を終えました。天気にも恵まれ、心に残る再会の約束を胸に、おはなし隊は市野谷小学校を後にしました。
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